2007-01-01から1年間の記事一覧
深夜から「森の熊さん」が頭のなかをぐるぐる流れている。♪くまさんーにんにく♪であったたんそくー。替え歌バージョンが鳴り止まない。頭のFMチューナーをぐるりと回して放送局を変えたいところだが、頭を振っても割っても「森の熊さん―替え歌バージョン」放…
テレビをかけるとさわやかな汗が目に沁みるぜ、甲子園。彼らの爽やかな笑顔や、汚れのない涙はいったいどこから涌いて出てくるんだろうかいな。もう戻れない、青春。というか青春があった覚えがないぜ、自分。打算のない瞬間なんてどうにも想像つきません。…
最初にお見かけしたのは京王井の頭線と小田急線がぶつかる、雑多なひとびとがテンヤワンヤと乱れている下北沢の憩いのオアシス。「ヴィレッジ・バンガード」でございました。あなたの御本は、店員のお勧め本のなかでも、三島由紀夫や舞城王太郎などの節操の…
「うつせみ」を観て以来、気にかけているキム・ギドク監督作品「絶対の愛」。下高井戸シネマで<キム・ギドク監督特集“サマー・ギドク・マンダラ 〜真夏の夜に激辛のキム(チ)・ギドクを召し上がれ!〜”>なんていう素敵な企画があり、その第一作目の「絶対の…
どうでもいいが、先日酒を飲んだ際に、僕自身地上に生を受けて以来、初めて記憶を失うという経験をした。いや、人様にはどうでもいいが、自分にはどうでもよくない。大したこともないくせに、普段を繕い繕い生きている人間なので、なにをやったか気が気でな…
おいしいご飯をいただくということは非常に至福のときであって、そして、ちかごろは定食、有体にいえば一汁三菜のものを食べたい、という欲求が強い。定食のチェーン店はやはりチェーン店であって、というのは、別に味とか質とかの問題じゃないのだろう。個…
気分がざぶんとしているときにはよく行って暗闇に身を浸ける早稲田松竹シネマ。八月十一日から十七日にかけて山中貞雄の特集をやるみたいだ。http://www.h4.dion.ne.jp/~wsdsck/contents/yamasada.html 「人情紙風船」を観たいがために、一週間前にDVDを買っ…
題名どおり、映画「鉄コン筋クリート」をDVDで観る。高校のときにだか、この原作漫画の題名をしってからというもの、鉄筋コンクリートが鉄コンだったか鉄筋だったかよくわからないことになってしまったという記憶がある。まったく馬鹿な話だ。しかしながら、…
踏み切りの前に立って、結局二年前と同じようなことを思っている自分を発見してしまったことへの後悔というのは、一年に一度ぐらい、鏡に映った自分をかっこいいと感じてしまうことへの儚げな後悔と似ているのだった。 ここに記述されたストーリーの部分は、…
朝。チャイムが鳴って、宅急便かと思って戸を開けたら、そこに立っていたのはNHKのおじさんであった。なんたること。五千円が消えてなくなる。宅急便がやってきた。音楽でも聴こうと思う。
古本屋で買ってきた本たちを読んでいると、「わからない」といいたい症候群が発生。自分には多発する症状ではあるが、具体的な症状は本を読みながら、「わかんねぇ」「わっかんない」「わけがわかりません」と声ならぬ声を出しながら、何度も読んだりあるい…
けっきょく歯医者に行った。虫歯ではなくて、親知らずの辺りがまずいことになってるらしい。説明するのは面倒なので端折る。痛み止めをいただいて、どうにか落ち着いているのだけれど、これがまた、やはりお薬には効果が持続する時間というものがありまして…
歯が痛いのである。数日前から痛かったのをほっておいたのがいけなかった。病院が開くまでのあと三時間を苦しむしかない。病院があいても見てもらえるまで苦しむしかない。そして治療を受けて痛みが消えるかも不明だが、とりあえず、痛み止めでも欲しいもの…
先日呑みの帰り道。電車で寝てしまい、乗り替え地を行きすぎていることに気付き、また、めたら気分の芳しくないことに気付く。「やばい」といったかいってないか知れないが、とりあえず手近な駅に下車、手洗いに向かう。個室に入り、鍵を締めて、吐く。断絶…
夏がやってきて、梅雨になって、喫茶店に冬がやってきた。
渋谷東急の奥にあるアップリンクなる映画館にて「赤色エレジー」を観る。心地よく、また爆笑を押し殺しながら見る。二十席ぐらいの客席しかない劇場で声をたてて笑うような勇気を持ち合わせていない。残念だ。映画が終わった後に、対談二つ。対談といっても…
一時に寝て四時に目が覚める。テレビをつけると「お父さんのバックドロップ」という中島らも原作の映画をやっていて、しばらく観ていたら、つまらないのに目玉がぬれた。寝ようと思っても寝れない。眠いはずなのに。そうしておなかがすいてくる。飯でも食べ…
ブログと同様にみずからのテンションも停滞している。親鸞の『歎異抄』を読む(いちおう注:といっても著者は親鸞ではない)。今日は雨の中、千歳船橋から千歳烏山まで歩いて帰ったのだが、帰り道。蚊取り線香の匂いがして、アスファルトの地面の上でやって…
ちょっとばかり思うのだけれど、やはり下半身に意識がいかないというのは自明の理であって、感覚器官というか五感の視覚、味覚、聴覚、嗅覚と五感のうち四感が上半身の「頭」に引っ付いているのだから、どうにも頭でっかちになっちまうのは致し方ないのでは…
ドライカレーを作ってみた。二度目だった。うまくいった。おいしかった。
キム・ギドク監督が気になっていたので、近所にある御用達のレンタルビデオ店に唯一置いてあった「うつせみ」を観る。会話が少ない。などとどうでもいい会話は置いといて、といってもそれを書かなかったら書くこともないほどまとまらないけれど、非常にいい映…
道を歩いていた所、葱をもって颯爽と歩く男あり。格好よい。ネギもファッション足りえるということを知る。夏の初め。
ちといい気分で酔っ払いながらの帰り道、電車のなかで本を読んでいたのはいいのだけれど、家に帰ってから読もうと思えば本がない。どこぞで落としたのか。いやはや、なんとも。カート・ヴォネガットよ、いづこへ。
ブログを書くようになってから、日記を書かなくなってしまった。日記といっても大学ノートにつらつらと今日あったことやら、芝居のねたやら、なんでもかんでも書いていくというものだ。あ、ただのノートか。媒体によって文体はどれほど変わるのだろうか。ペ…
「オールド・ボーイ」を観た。面白い。日本映画はなにやってんだ。純愛映画っていうのはこういう映画に相応しい。そして批判されるべきだ。
うん、まあタイトルどおりな感じで。最近のわたくしめのブログ。そいえば随分前に古本屋で、ミヒャエル・エンデ氏の『遺産相続ゲーム』という戯曲を手に入れまして、まあぼちぼちよんどります。あわせて買った大塚久雄なんかも読んじゃったりしながらね。次…
人間の進化とはすごいものだ。昔、人はただ歩いていた。次に、走った。もっと速くどこかへ行きたいと思って、そうしてきっと、まず馬に乗った。馬に乗って、速度を知った。そうしてもっと早いものをと、さまざまなものを作り出した。自動車、飛行機、新幹線……
家に帰宅して、微妙な違和感に襲われる。いや、別に襲われてはいない。微妙な違和感に苛まれる。いや、苛まれちゃいない、し、別に微妙な違和感というべきものでもない。とか書いてると前に進まないので、どうにもしっくりとこないなぁ、なんていう感覚がへ…
静岡から無事帰還しました。静岡なところとか静岡なこととか一切いってないし、していません。ああ。うなぎパイぐらい買うべきですよね。静岡いったんだからさ。じゃないと静岡にいったことになんないでしょー、とかね。だれもそんなこといわねぇって。夜の…
お休み中だというのにとくに用事もないので、静岡まで芝居を見に行こうと思います。<Shizuoka 春の芸術祭2007>。静岡に行ってまいります。