新ブログ

ピーチャム・カンパニー設立に伴い(?)、ブログを移行しました。 新アドレスは↓です。 今後ともお付き合い、よろしくお願いいたします。http://torikoshi.exblog.jp/

早稲田大学演劇博物館COEプログラム「シェイクスピアゼミ」

早稲田大学演劇博物館COEプログラム「シェイクスピアゼミ」にも顔を出してきた。河合祥一郎さんの講演で、非常に面白かった。九十分だったのだが、あっという間。河合さんの朗読がうますぎて、こちらも驚いた。それだけでなく、シェイクスピア理解がだいぶ深…

「粟谷能の会」

そういえば、先日は粟谷能の会も観にいった。能は「通小町」「葛城」「石橋」、狂言は「子盗人」という演目であった。「葛城」がたいへんよかったとのことであったのだが、自分にはよく分からず。「通小町」は謡曲で読むと、深草少将の怨念がかなりつよく感…

「京乱噂鉤爪」

国立劇場で上演されている新作歌舞伎、乱歩歌舞伎を観にいった。国立劇場のお囃子(歌舞伎)で研修生をしているという方にチケットを取っていただいたため、非常にいい席。国立劇場の大劇場は二階席が見やすい。パブリックシアターの構造に似ているのかもし…

ピーチャム・カンパニー設立の経過

ピーチャムカンパニー設立にいたるまでの、会議について書こうと思いながら、書けないのだ。おそらく、あまりにいろんなものを話してしまって、そして血肉化しているからだろう。もちろん、その会議で出た問題点が解決されて、という意味での「血肉化」では…

コネマラ再び

「コネマラの骸骨」をもう一度観にいった。二度目はすこし俯瞰して見れて、作品の全体像が掴めた。しかしマクドナーの作品は難しそうだ。アイルランドではどう上演されているのだろうか。

「コネマラの骸骨」

マーティン・マクドナー「コネマラの骸骨」を観た。演劇集団円の森新太郎演出。面白かった。昨年の「孤独から一番遠い場所」という作・鄭義信の森演出に非常に感動・感銘したため、楽しみにしていたのだ。珍しく一ヶ月以上前から予約していた。期待に違わず…

合体について。

劇団合体をするに当り、「合体を見据えた合同公演」を六月終わりから七月はじめにかけて行いました。その後、九月終わりまで、話し合いを重ね、喧々諤々といいますか、ぐちぐちといってもいいほどに、お互いの思っていることを言い合って、「結婚」すること…

ピーチャム・カンパニー結成。

劇団サーカス劇場と劇団地上3mmとのメンバーが合流し、それぞれの未来のために、そしてなにより、面白く力強い演劇を作り上げるために、新劇団「ピーチャム・カンパニー」を設立いたしました。現実を見詰め、未来を見据え、真正面から演劇を作り続けます。み…

映画ほか

ほかにも「マジック・アワー」だとか「恋の門」だとかを観た。

映画「模倣犯」

映画「模倣犯」を観た。観終わってみると、考えざるをえない問題点というか疑問点がたたあるのだが、観続けてしまった。面白かった。インターネットで調べてみると酷評だらけだ。それも分かる気もする。しかし、なにが面白かったのか。聞かれると答えに窮す…

巣鴨

きょう巣鴨商店街を渡辺喜美が歩いていた。歩いていたというより、選挙運動していた。友民党みたいな「みんなの党」の選挙活動だ。お手伝いだろう人からマニフェストをいただいたら、「写真もツーショットで撮れますよ」と言われた。そんなにミーハーな顔を…

更新停滞

一ヶ月以上、更新が滞ってしまった。いろいろやっていました。実家の広島に帰ったり、松山に行ったり、和歌山に行ったり、淡路島に行ったり。ちなみに半分以上、鈍行列車で移動し、あとは深夜バスという感じだ。書こうと思うと、長文書くようになるので、書…

リアリズムについて

メモ。 ロシア・フォルマリズムの理論家シクロフスキーは、リアリズムの本質は非親和化にあるといっている。つまり、見慣れているために実は見ていないものを見させることである。したがって、リアリズムに一定の方法はない。それは、親和的なものをつねに非…

「第1回 演劇と日本近代・演劇創造部会」

早稲田大学演劇博物館・グローバルCOEプログラムの「第1回 演劇と日本近代・演劇創造部会」に参加してきた。知り合いがいたわけでもなく、情報をみて興味を持ったので、てくてくと向かってみた。「土方巽・アルトー・寺山修司の間に何が起きたのか」というタ…

1Q84

村上春樹『1Q84』は、道具だては古さを感じる。軸になるのはスピリチュアリティか。新興宗教、マッサージ、整体、親子関係など精神世界のキーワードになりそうなものが散りばめられている。いや、散りばめられている、というよりも、それが主軸だ。1984年を…

読書

本番終了後から、村上春樹『1Q84』と寺山修司『ああ荒野』を読む。いま古井由吉『槿』を読み始め。芝居の稽古をやっている間は新たな書籍に挑むのはつらい。基本的にバイブル的な書籍や芝居に関連する参考文献になってしまう。

イヌ物語

公演終了いたしました。ご来場くださったかたがた、関って下さった皆様、誠に有難う御座いました。今回の公演でのお客様の反応をどうにかこうにか次の公演へと繋げていきたいと、そう思っております。今後とも地上3mmをよろしくお願いいたします。合体を見…

本番中

二日目から照明オペレイションをやっている。いまのところ大きなミスはない。芝居に演出家として集中しすぎるとミスをしてしまうので要注意。芝居はまだまだよき方向に進化中です。

初日後

初日あけました。ご来場いただいた方々、有難う御座いました。イヌ物語、まだまだ進化いたします。

本番初日

いまから小屋いりして、残りの場当たり後、ゲネ。そのあと幕開き。慌ただしい。演出として大事にしている効果がまだいまいち。昨日から考えているが根本的な解決策が見当たらず。どうにか間に合わせたい。

明日は小屋いりです

もう稽古期間も終わり。短かった。うん。短かったなあ。でもどうにかこうにかやれることはやったんじゃないかと思います。あとは役者を信じて、テクニカルなクオリティにまずは向かいます。みなさまのご来場を心よりお待ちしております。

稽古

今回はダメ出しの仕方をさまざまに変えてみている。効果は、さまざまだ。うまく行く日が続けばいいがそうもいかない。日本語が憎い。

固定稽古場

土曜日から固定の稽古場にて稽古をしている。稽古場を放浪しなくてすむのはなにより嬉しい。

二幕

二幕のラストというか、芝居のラストのあたりをやってみてもらう。ほんと難しいなこの台本、と見ながら思う。今日の稽古場が近いので友人宅に泊めてもらう。友人宅で寝ながら、「アキレスと亀」を思い出す。芸術に絶望して死んでしまう男がいたなと。その描…

9日稽古終わり

稽古後に桜上水にて舞台美術の打ち合わせ。びうち、と略すらしい。制作の森澤からそういわれてなんのことだか分からなかった。略すなよ。そして、この美術、とてもいいんじゃないか。三つほど案を見せていただいたが、そのうちのひとつがヒット。今作ってい…

久しぶりの更新

更新が停滞してしまった。着々と本番は近づいている。台本の第一稿も完成し、舞台美術やらのプランも決めていかないといけない。当初の予定からはだいぶ変更したプランにしなければならないと感じているが、うーん、方向性がうまく見えない。この台本の、「…

チケット予約

チラシには全席指定としっかり書いてございました。失礼をいたしました。ということで、ぜひぜひお早目のご予約をよろしくお願いいたします。 こちら↓は川口専用のチケットフォームとなっております。こちらから予約されますと、川口の名前で予約を承ります…

文化層

稽古場からの帰り道、ある文化層への認識の度合いが非常に低い、ということがわかる。だから、どうしていいのか、というか、曖昧な形でしかキャラクター造詣が見えてこなかったのだろう。やはり、どこまで微細にさまざまな文化層について理解できているか。…

稽古五日目

今日は赤澤さんが休み。プロデューサーの森澤に代役をやってもらう。オープニングをしつこくやる。僕の演出法は(演出法と書くほどのことでもないのだが、うまい言葉が見当たらない、稽古場の方針としてとかか?)、とにかく繰り返しやってもらう。ただ繰り…