2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2008年(簡単に。のちほど書き直します)

本年も有難う御座いました。 今年は岸田國士「紙風船」を四月にひっそりと公演しました。 小説の舞台化は安部公房『砂の女』で経験をしたことでしたが、人の書いた戯曲そのものを舞台にあげるのは初めてのことで、格闘のしっぱなしでした。 八月には第六回公…

「源平布引滝」

文楽十二月公演「源平布引滝」を観に行った。舞台のギミックといおうか、エンターテイメント部分は少なめで、しかしながら、恐ろしいぐらいの力量・熱量を発する物語内部にある人間関係のその奥行き。子供の無邪気なあだ討ちと、そのあとの戦争ごっこは凄す…

ぼやぼやしているうちに

十二月である。しかももう七日である。実は深夜なのでいま八日。タイトルどおりぼやぼやしていたわけではないが、結果ぼやぼやしていたのと変わらないような行動結果である。なんともはや。着々と『ファウスト第一部』の読解は進んでいる。バルバラのお話の…