2007-01-01から1年間の記事一覧

公演終了いたしました

公演に関わってくださったすべての方、そして御来場くださった皆様、ありがとうございました。無事事故もなく幕を下ろすことができました。本番中に気付いたことが今回はすごくクリティカルで、以後にどう繋げるか。有意義な時間を過ごして次にむかいたいと…

賛否両論

賛否両論ありますが、ぜひ多くの方に観て頂きたいです。あと3ステージ。役者が全力をだせるようどうにか手助けできればと思っております。御来場お待ちしております。

初日の朝です

初日の朝ともなれば、演出家はやることもなく、が理想なのかも知れませんが、まだまだやらねばならんことがあります。数多くのお客さまの目に触れることで、作品も成長することでしょう。ぜひ御来場ください。

小屋入りです

小屋入りしました。明後日からお客さまの目に作品がさらされてゆくわけです。まずはなにより、小屋に慣れることが先決だ。

「怒る」と「怒る」

「怒り」のエネルギーというのは大変有意義なものである。だってそれは、他人について考える、コミュニケーションについて真摯に向かい合う絶好のチャンスだからである。それを逃してはならない。そうして「怒り」の先にあるものをどうにか掴み取ろうとする…

長塚圭史

パルコで上演する長塚圭史作品の役者が変更になったようで、代わりに長塚圭史が出演することになったようだ。さて、あるブログを読んで(社会的に一定の知名度のある方のブログであるが)ちとぞわぞわさせられる。しっかりせねば。うむ、しかし、よくわから…

稽古の毎日

稽古稽古稽古三昧で、またもや洗濯がおっつかない。これなぜかというと、寝るのが朝で起きるのが昼前だからである。起きたら稽古まえにやらねばならんことをせこせこやり始めてしまい、洗濯のことを考えてやる時間がなくなる。哀しき哉。まぁガムでも噛みな…

今日の一日

十五時から衣装さんと打ち合わせ。話をしながら、自分も台本の流れが整理できる。衣装によって解決できる演出面も多数ありそうである。練っていこう。そのあと、十九時より、中華屋で飯を食べながら、音楽の打ち合わせ。その後、なぜやらまた下北でお好み焼…

お寒いので

焼酎のお湯割をちびちび呑んでいる。短パンを寝巻き代わりにしていたが、寒いのでジャージに切り替える。執筆に少しばかり行き詰っている。構成はできている。しかし、これでは僕の言葉である。己の思考が見える。言葉とは思考ではない。言葉は言葉であるべ…

新刊

最近、新刊が出る度に買ってしまう作家は星野智幸と森見登美彦のお二人である。星野智幸の『無間道』を読む。安易な社会風刺調の台詞が減り(設定は至極わかりやすいが)、すごく大事なものに触れている気分になる。星野智幸の魅力は、簡潔なダイアローグか…

「紅の豚」をみた。あと

安田與重郎『ヱルテルは何故死んだか』を読み返す。やはり分からない。 他を見る残忍の眼は、自虐によって救ひを作らねばならなかつた。ここで近代の文章は云い訣を主調とする文章となつた。 きわめて現代的なカラダだといいながら、<現代>とか<カラダ>…

新幹線に酔う

実家広島に二日ほど帰っていた。だんだんと新幹線に対する「わくわく」がなくなってゆく。鉄道マニアになる素質はないのだろう。新幹線でソーセキさんの『こころ』を再々読。うむ、を言わせぬ新たな衝撃。

涙の会見

ということで、金本弟君がFA宣言をした。と電車のなかで隣の乗客の新聞から知る。これからカープはいったいどうなるのか。松田オーナーは外国人サードをとるとの発言。球場は新しくなるし、選手も変わってゆくし、広島に帰って、懐かしの気分で球場に行くこ…

問題は鍵括弧にあり。

ディラードという作家が、「書くということは、そもそも説明できないことを発見することなんだ」と書いている。 と前の記事に書いたのだが、先日国文学の人間からそれはモダン以後だよね、と言われる。野家啓一だかの読みかけの本に、近代小説は『若きウェル…

洗濯洗濯洗濯

洗濯機を朝からずっとまわして溜まるに溜めた着用済みの衣服を洗いまくる。昨日テレビを見ていたら、「おやすみメールが来る場合は、恋愛的に気がある場合が多い。寝る前に思い浮かべる人は大事に思っている人の確立が高いのです。これは、心理学的に証明さ…

「まあだだよ」

黒沢明の「まあだだよ」を観る。今回の作品の参考にとおこがましくも考えたのだが、もうそれは素晴らしい作品だ。観ていなかったことが悔やまれる。松村達雄、香川京子、所ジョージ、どの俳優さんも素晴らしい演技である。そしてラストシーンに痺れる。

次元の繰り上げについて

いとうせいこうが、突っ込みのない笑いをやることは現在非常に難しい、と書いていた。それを考えるに、松本人志は自らの発言に突っ込みを内包している、のだろうと思った。笑いの進化についてきちんと勉強せねばなるまい。少なくとも笑いは松本によって次元…

「持っているものを全て出しなさい!」

身に覚えがないのだが、足が痛い。というか腫れている。なにがあったのか。 ディラードという作家が、「書くということは、そもそも説明できないことを発見することなんだ」と書いている。このレベルまで到達できるだろうか。先は長い。ちょぼちょぼと前に進…

明日は顔合わせだ

昼は渋谷文化村にてヴェネツィア絵画展を観る。ヴェドゥータという都市景観画を見て、やはりディズニーシーはよくできてるなと思う自分はいったいなんなんだろう。そう思いながらか金八先生を見ていたら、「自画像」を描くことで本当の自分に向かい合うとい…

脚本書き

脚本を書くときには、瞬発力と体力が必要不可欠である。体力にばかり気を使っていたら、瞬発力が衰えてきていた。鍛えろ、オレ。瞬発力と体力は共存可能だ。

理不尽さ

台本を書き書きしながら、ちょっとリッチな休憩をしようという話になって、深夜にラーメン屋に出かけた。そしてそこで何故なのか分からない非常に理不尽なガンをつけられた(睨み付けられた)。ちょっとしたことに動揺する僕の心は一気にしぼんで、その後は…

平面化する〜

台本の完成が遅れに遅れている。にも関わらず、出来上がったところまでをうにうに直している。なんだろうか。昨日読み終わったろころまでを読みながら気づいたのだが、どうにも二次元的過ぎるのではないだろうか。という疑問である。二次元的というのは、「…

「働きマン音頭」

ひさしぶりにテレビなんぞを見ながら、そしてドラマなんぞを見ていたら、菅野の美穂さんが主演の「働きマン」をやっておりました。最後にパパイヤ鈴木とユカイな親父ダンサーズが踊っていた「働きマン音頭」を見ながらダンスっていいなと思うのだった。踊る…

引退試合

佐々岡が引退した。今日は、広島市民球場にて佐々岡の引退試合であった。小さいころから当たり前のように活躍していた人間が、なにかしらの終わりを迎えるというのはひどく、自分自身のなにかしらが損なわれていくような感じである。それは、安易なノスタル…

一日、下北沢で

九月の最終日。「楽園」の小屋見学をさせていただく。おぼえていた空間感覚と違うところがあったので、自分の中でしっかりと修正しておかねばならないだろう。何人かで飯を食って最近観た芝居のことを話していた。その後制作と会って話し、家に帰ると、どう…

雑文

お腹がすいたなあと思いながら、一時間ぐらいだらだらとしていたら、魚肉ソーセージが食べたい!と無性に感じられ、近くのコンビニまで自転車に乗って買いに行ったのであった。という冗談を考えてみたけど、どうだらう。今日は寒いですね。

「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」

いまさら感は否めないなか、青山真治監督作品「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」をDVDで観る。よかった。書かれてしまったものたちと、撮られてしまったものたちと、語られてしまったものたち。残骸はオモカゲ。撮ったものではなくて、撮られてしまったものた…

映画鑑賞

台風が来るので、食料とお酒とやらを買い込んで家でビデオを見る。鈴木清順監督「陽炎座」、手塚眞監督「白痴」の二本。どちらもおもしろい。

『物質の落下について』

時代が僕を呼んでいるとその中学生は思って、屋上へと駆け出した。多くの人々が自分の応援のために駆けつけてくれている姿と歓声を、頭の中に思い描きながら。屋上へのドアを開けると、空は真っ青ではなくて、きれいにくすんでいて、でも雨は降っていなかっ…

森見、再び

森見登美彦の『新釈走れメロス』を読んでいて、表題作の「走れメロス」に圧倒的に感動してしまった。これは本当に、感動してしまったという感じで、どうしてこんなに幸せなのか。酒にでも酔ってしまったんじゃないかと思うほどであるが、しかし、いまは酒に…