2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

虚偽の涙

「好きとか嫌いとか、感動したとかしないとか、そんなものはウソッパチなんです。問題はそのウソッパチにいかに立ち向かうかなんです」 酔っ払いは線路のうえにあぐらをかいて、そう言った。 東京の空がみえた。置き忘れてきた私の影が、東京の雑踏に揉まれ…

背中ばかりが暮れ残る

ネット世界に接続するために漫喫に。 十分ぐらいで終わるが、一時間で500円のコースしかなく、 もったいないので時間をつぶす。 フリードリンクを飲む。 「ひとは何のために生きるんですか」 「そんな疑問は中学生のうちに終わらせておきなさい。大人なんだ…

予想外

自宅から学校まで約二時間かけて歩いてみた。センチメンタルバス聞きながら。やっぱり夏といえば「SUNNY・DAY・SUNDAY」だな、とか思ってたけど、よく考えたら夏じゃなかった。 はからずも上野公園の桜を見てしまう。

偶然にしては…の気持ち悪さ

きょう、あるダンス公演を観に行ったところ、ある女性に出会う。はたしてどういう女性なのかというと(となぜにか思わせ振りなのだけどそれは置いといて)、一度友人と芝居を観に行ったときにばったりと出会った友人の知り合いである。で、紹介してもらった…

帰還。

今日の朝、帰還。 朝。家に帰ってテレビを見ていたら、先生に注意された生徒が自殺した、と。 小学校の時に、女生徒に対してチンぽこを見せ付けていた男子生徒がいて、まぁ女の子が「きゃー」とか言ってた。だれかが先生に助けを求めたらしく、先生があらわ…

逃亡劇

なんか知らないけどメチャクチャ忙しい。チラシを入稿。明日の夜には東京を発ちます。さよなら東京。

「真っすぐ立ちんしゃい」

今日の昼にポツドールの芝居を観て以来、どうにも頭が上半身のうえに真っすぐ乗っかってない気がして仕方ない。べつにポツドールの芝居との関連はないと思う。真っすぐじゃない、なんてものは己の感覚の問題で、きっと傍から見れば特に何の問題もなかったの…

雑感

昼間、近所を歩いていたら女の怒鳴り声が聞こえてきた。何かと思ったら男女間の喧嘩であった。夫婦なのかどうかよくわからなかったけど、自転車に乗っている男性を女性が傘で打っ叩いていた。あそこまで感情が高まるというのはひとつすごいことだ。迷惑おば…

「帰途」あなたの涙に 果実の核ほどの意味があるか きみの一滴の血に この世界の夕暮れの ふるえるような夕焼けのひびきがあるか言葉なんて覚えるんじゃなかった 日本語とほんのすこしの外国語をおぼえたおかげで ぼくはあなたの涙のなかに立ちどまる ぼくは…

世の中大変さあ

ひさしぶりにジョギングをしてみたらマズイことになっていた。いままで隣駅までの往復を走りきるのがお決まりのコースで、結構余裕だったわけです。が、なんと。一分ちょっとで体の異変を感じはじめ、最終的にはウォーキング状態。ってあんた…。 走る道すが…

少年よ、頼むからその自転車でオレを轢かないでおくり

好きな写真の一つに、坂口安吾の写真がある。といっても安吾が撮ったわけではないけれど。 どんな写真かといえば、たしか、汚い部屋の中で、机の上の原稿を前に万年筆を握り締めた安吾が、カメラをじっと見つめている。という写真である。ランニングシャツみ…

いつの間にやら

もう三月。 まだまだ時間があると思っていたのにな。 そろそろ第二回公演に向けての稽古が始まります。 台本書かないとな。だのに、結構悠長。 活字というのはすごいもので。 頭の中にあるものがそこに形を持って勝手に存在してしまう訳で。 書かれてゆく文…