2009-05-09から1日間の記事一覧
この一言めの重要性。どう言葉を発するか、ということに関しては武智鉄二の研究が大変参考になるはずだと思っているが、どうも身につかない。能や文楽、そしてもちろん歌舞伎への深い洞察と経験がなければ書いてあることが理解できないのだ。勉強会を開催で…
ポツドールの話に戻るが、ポツドールの会話劇がクオリティが高いファクターとして、最初の一言めの重要性があるのではないか、と考えている(こう書きながら、「会話劇のクオリティ」ってなんだ、それを考えるべきではないか、と気づいた)。「愛の渦」では…
ではそもそも青年団が目指していたことはなんだったのか、それを演劇史のなかに置き直してみる必要がある。ポツドールにしろチェルフィッチュにしろ、基本的にはアングラへの抵抗として反動として誕生した平田オリザ演劇を継承するものとされているのだから。…
そう書いていて気づいたが、青年団の会話のありかたの完成度も非常に高い。それはもちろん演劇史から見ても当然のこととしてある。だが、そちらには興味があまりひかれない。なぜか。それは「青年団の会話」というものが演劇としてひとつの形態として出来上…
最近ポツドールの芝居について考える。ポツドールそのものというよりも、会話劇、とても日常的な言語で、とても日常的な身体で、ポツドールのように非常に高いクオリティで作り上げるのは非常に難しいものだ。ポツドールの三浦大輔さんにとっては実はあまり…