テレビでは

島田雅彦を原作とした「あしたの、喜多善男」というドラマが先週から放映されているようで、原作『自由死刑』を読んでみた。面白い。主人公以外の登場人物が、かなりのご都合主義なところも含め、面白い。この小説にはご都合主義が必要だったのだ。この作品をいまのテレビドラマ業界がドラマ化したってどうせつまらんだろう、と高を括っていたら、これがなんと。いま調べてみると脚本が、飯田譲治!七年ぶりの蓮ドラ脚本執筆だそうだ。そうして監督は下山天。これは面白そうである。第一話を見逃したのが悔しくなってきた。