能楽

能楽事始」という企画に微力ながら関わっていて、その第二回の公演が行われた。久しぶりに能楽を観る機会であったのだけれど(おそらく半年ぶりぐらいか)、本当に素晴らしくて、それはもう身悶えしながら観ていたのだった。舞台芸術との共鳴の仕方として新たな体験であった。舞台芸術というものを頭のなかで理解しながら面白がることはいくらでも可能だが、やはり舞台芸術のよさというものはその空間に「触れている」ことであろう。ビシバシというかこれでもかというぐらいに官能的な観劇であった。最近観た芝居でとてもよかったのは先日の文楽(演目名を忘れた)とシスカンパニー「人形の家」、あと昨年の新国立の岸田作品「動員挿話」である。

負けてたまるか、こんちくちょう

である

ぼちぼちいこう