井伏鱒二

猪瀬直樹の『ピカレスク』に書かれている井伏鱒二が凄い。というか、井伏鱒二、すげぇ。学生のころに森鴎外に手紙を送ったり(しかも、教養高い老人を装い!)、大宅壮一に「君は年をとると婆さん顔になる顔つきだ」といわれたり、東京に出てきてトンカツに感動したり、大学の教授に素っ頓狂な声で「呪われてあれ!」と説教されたり…(時系列はバラバラ)。何という奴だ!

恥ずかしくなって、家にある日本文学全集の「井伏鱒二」を引っ張り出してみる。