なんだかみんな楽しそうである。

吉祥寺で二十二時オープンの飲食店にいこうとおもって、十九時ぐらいからマックにて最近おいしくなったといわれる百円コーヒーを飲みながら(たしかに、黒い液体ではなくなっている!)、待つ。松浦寿輝川の光』と吉沢伝三郎『和辻哲郎の面目』を読み終わる。『川の光』はねずみの冒険談で、なんだかどうでもいいなぁと思いつつ、途中で読むのをやめるとしかし、話の続きがきっと気になってしまうだろうということで、最後まで読んでしまう。「なんだかどうでもいいなぁ」と書いて、意外と今後「どうでもいいなぁ」ということでなくなるかもしれない、というほのかな今の自分への裏切りの予感がした。『和辻哲郎の面目』は哲学哲学している部分はもう頭ん中ぐちょぐちょ。 で、二十二時になってお店に移動したら、なぜか開いていなかった。