薔薇のない花屋と三軒茶屋

野島伸司脚本『薔薇のない花屋』の一話をみて驚く。香取と彼女の間に子供が生まるが彼女は死んでしまい、その後、子供が小学生になるまでの香取と子供、二人の断片を追うシーンから始まったのだが香取の顔がほぼ映されない。月9だろ?と思った。いちおう理由としては、その後子供が登場するときに、顔を頭巾に隠して登場し、それを父親の香取が気にしているという話に接続するからかもしれないが、それにしても異様な感じがした。断片と断片の切り取り方も、回想シーンとしては違和感を感じるようなシーンごとの時間の使い方。すべてのシーンが均等な時間でカット割されていたのではないか。感情移入しづらいのである。禁欲的であるといおうか。一話の監督は中江功であった。おそらく二話三話は違う監督であろうと思う。

このあいだ三軒茶屋に行った。芝居を見るまで時間があったので、無印良品とツタヤで時間を潰していたのだが、気づいたことがひとつ。子供連れ、それもベビーカーを引き連れた子供連れが多くはないかい。三軒茶屋に、世田谷線田園都市線沿線の幸せ家族が大集合してるんぢゃないだろうか。それともいま出生数がすこしずつだが増加しているのか。