初稽古

昨日は初稽古だった。初日までにできた10ページを手に稽古へ。役者に配って読んでもらって、立ち稽古というよりも、立ち読み。清末さんの今回の本はちょっとばかり、というか、とても奇妙だ。奇妙といって、奇妙さを狙ってるわけではあるまい。清末さんの真っ直ぐさが、安直に言ってしまえば近代戯曲の形式から一気にぶっ飛んでいるかのようだ。とてもいろいろ考えているが、どれもネタばれになりそうなので、書けない。参照項としてギリシア悲劇を読んだり、以前買った歌舞伎の本を読んだりしている。うーん、しかしな、そういうことでもないのだ。どこで、しっかりと、熱量をもって、特別な関係性を舞台上で、「イヌ物語」という戯曲と結べるか、共犯関係になれるか。ということでしかない。悩む。