エイプリル・フール

エイプリル・フールだ、と、古臭いことを思いながら、そうか、映画が千円である、と思い、ウォン・カーウェイ監督作品「マイ・ブルーベリー・ナイツ」を観に行く。カップルに囲まれてみるはめになるだろうと想像(期待?)していたが、そんなこともなくて、(府中という場所柄もあるのか)むしろ一人できている女性が多かったのである。最後のとっても首の痛くなりそうなキスシーンとか、映像としてとってもいいし、監視カメラの映像とかも、とっても好きなのだが、もっと映像美映像美しているものを期待していたので、物足りない。あと、ちょっと上映時間が短くて、観終わってから自分の欲求に気づいたが、もっと長い映画を見に行ったほうがいい気分・体調だった。「連合赤軍」を観に行けばよかった。

中公新書の『ギリシャ悲劇』を読んでいる。とっても面白い。ついついギリシャ悲劇全集をネットで頼んでしまった。たったの二千円である!ギリシャ悲劇、全集が!たったの二千円!である。あと、ひさしぶりに蜷川の「グリークス」の第三部だけを見直した。やはり蜷川さんは素晴らしい。