寒い寒いと思ったら窓があいていた

デスノートの映画版、前編をテレビで見た。あまりに作品としての格調がなくて、ちと期待外れ。後編は面白いとの話もある。デスノートの原作漫画は三巻までしか読んでいなくて、しかし、その三巻は三日連続で一日一巻購入した。なぜか映画化が決まったとかを聞いて買うのをやめてしまった気がする。ということで、とりあえず四巻を読み、やはりデスノートは面白い。で、この面白さは、「格調の高さ」にあるのではないか、と思っていて、そういう意味で、映画版は期待はずれだった、ということ。映画版は展開にしろ描写にしろ安易な部分が多すぎる。大風呂敷を広げれば(広げたのかもよくわからないが)、漫画というメディアにおける『デスノート』の位置づけを、映画というメディアにトランスフォーム(?)できていないのではないか、ということである。どうだろう。
途中で読むのをやめた漫画に江川達也日露戦争物語』があって、これも再び読み始めた。それにあわせて、というわけでもないが、半藤一利『昭和史』を読んでいる。歴史というダイナミズムとそのダイナミズムへの距離のとり方を含め、自分には歴史というものを理解するしっかりとした回路がない。勉強しよう。