sangatu

三月ですね。役者たちの幾人かは東京ディズニーランドに行ったみたいです。先日、機会を得て、『ゴドーを待ちながら』を読んだわけなのですが、いったいどれだけの人生経験を積めば、この作品に向かい合って伍するだけの気概を得ることができるのだろうか、と。思うわけですけれど、待つことを表現するっていうのは、なにもしないで舞台上にいることができるということで、待つことではなくて、待ちながら「〜をする」ことが大事だとしても、あの本に流れる虚無感(陳腐な言葉でしかかけない)を通低音として流し続ける芝居をつくるには、観客にどういう形で向かい合えばよいのだろうかいな。とな。なにもしないで舞台上にいること。なにもかも捨ててみること。一から組み立てていくこと。グッバイ、サーズデイ!