合体について。

劇団合体をするに当り、「合体を見据えた合同公演」を六月終わりから七月はじめにかけて行いました。その後、九月終わりまで、話し合いを重ね、喧々諤々といいますか、ぐちぐちといってもいいほどに、お互いの思っていることを言い合って、「結婚」することにしました。これからどうなるか、っていうのは分かりませんが、お互いのことを信頼しあって、互いに批評・刺激を与え合いながら、もっともっと面白い演劇を作っていきます。短いですが、まず、書いてみました。

ピーチャム・カンパニーweb
http://peachum.com/

ピーチャム・カンパニー結成。

劇団サーカス劇場と劇団地上3mmとのメンバーが合流し、それぞれの未来のために、そしてなにより、面白く力強い演劇を作り上げるために、新劇団「ピーチャム・カンパニー」を設立いたしました。現実を見詰め、未来を見据え、真正面から演劇を作り続けます。みなさま、どうぞ、新劇団を暖かく、厳しくご支援ください。メンバー一同、命を削り邁進する所存です。

映画「模倣犯」

映画「模倣犯」を観た。観終わってみると、考えざるをえない問題点というか疑問点がたたあるのだが、観続けてしまった。面白かった。インターネットで調べてみると酷評だらけだ。それも分かる気もする。しかし、なにが面白かったのか。聞かれると答えに窮する。

巣鴨

きょう巣鴨商店街を渡辺喜美が歩いていた。歩いていたというより、選挙運動していた。友民党みたいな「みんなの党」の選挙活動だ。お手伝いだろう人からマニフェストをいただいたら、「写真もツーショットで撮れますよ」と言われた。そんなにミーハーな顔をしていただろうか。まぁそのまま乗っかって写真撮ってもらえばよかったかもしれない。

更新停滞

一ヶ月以上、更新が滞ってしまった。いろいろやっていました。実家の広島に帰ったり、松山に行ったり、和歌山に行ったり、淡路島に行ったり。ちなみに半分以上、鈍行列車で移動し、あとは深夜バスという感じだ。書こうと思うと、長文書くようになるので、書かない。なんだそれは。

リアリズムについて

メモ。

ロシア・フォルマリズムの理論家シクロフスキーは、リアリズムの本質は非親和化にあるといっている。つまり、見慣れているために実は見ていないものを見させることである。したがって、リアリズムに一定の方法はない。それは、親和的なものをつねに非親和化しつづけるたえまない過程にほかならない。この意味では、いわゆる反リアリズム、たとえばカフカの作品もリアリズムに属する。リアリズムとは、たんに風景を描くのではなく、つねに風景を創出しなければならない。それまで事実としてあったにもかかわらず、だれもみていなかった風景を存在させるのだ。
柄谷行人日本近代文学の起源